スケアクロウマン第9話。
図書館が舞台だった今回のお話、キーワードは旅でした。
個人的には、ものすごく共感できるストーリーでした。
知らない国を旅してみたいと、空を見上げて夢見るスケアクロウマンにも、
知らない土地で知らない人との出会いの中で、いくつもの物語が生まれると語る館長さんにも、
うんうんうなずけました。
なぜなら、私自身、旅が大好きだからです。
そして、旅で一番好きなのが、現地での人との出会いです。
旅先では、右も左も知らないからこそ、誰にでも話かけることができる。
人とのふれあいというのは、理屈抜きでおもしろいもんです。
英語なんて喋れなくたって、いくらでも会話はできるし、
言葉が通じない中で、ジェスチャーでやりとりする楽しさもあります。
私は、日本人は特に旅をしたらいいと思います。
日本の外から日本を見ることで、見えてくることがたくさんあります。
日本がどんなに外国の人から愛され、敬われているか。
いい意味で、もっともっと日本を愛せるようになると思います。
私は、日本人であるというだけで、厚遇を受けた経験が何度もあります。
私にとっては完全な「棚ぼた」でしたが、そんな今の日本を築いてくれた先人たちに感謝しました。そんなことは、日本にいたら思いもしなかったと思います。
旅というものは、外の世界を知るという意味でも、自分自身や自分の国を見つめ直すという意味でも、本当にすごいパワーを持っていると思います。
・・・とまあ、なんだか旅について熱く語ってしまいましたが、
こんな旅好きな私にとって、今回のお話は本当におもしろかったです。
私もまた旅が恋しくなってしまいました。
スケアクロウマンが世界中を旅する日が、いつか来るといいなと思います。